来年30周年を迎えるJ1福岡の未来像は レゴを使いイメージ共有 元Jリーガー社長「永遠に使えるような合言葉を」
J1アビスパ福岡がこのほど、来年迎えるクラブ創設30周年に向けたワークショップを福岡市内で開き、クラブ職員や関係者ら約40人がブロック玩具「レゴブロック」を使ってクラブや地域の未来像を共有した。 ■相手頭部が顔面に…痛々しい姿でピッチに立つウェリントン【写真】 ブロック玩具を使ったワークショップは「言葉より先に直感的に形にした方が創造性を発揮する」として広まりつつあり、ユニホームスポンサーのセプテーニ・ホールディングスも推進している。今回は参加者が少人数のグループに分かれ、アビスパの魅力や理想の未来像、理想を実現するための原動力などをブロック玩具で作ってイメージし、互いに作品を説明しあうことでイメージを共有した。 来季トップチームに昇格する福岡U―18(18歳以下)の前田一翔とサニブラウン・ハナンも参加。前田は2040年の理想像をグループで話し合った成果を発表。「歴史をつないできた人たちの思いと多様性のある社会をつなぐ豊かで当たり前の存在として、ネイビーに染まるスタジアムで日本の頂点に立つ」と説明、歴史をつないできた存在として2005年から在籍し続けるベテラン城後寿をイメージした作品などを紹介した。前田は「将来像としてさらなるタイトル獲得やビッグクラブになると掲げた方が結構いた。そうなれるよう、自分たちもその土台になれるよう頑張りたい」と決意。サニブラウンは「アビスパへの愛や熱量を感じたし、アビスパが『発展途上』という言葉も出て来た。これからどんどんビッグになるために、自分たちも頑張っていきたい」と誓った。 ブロック玩具を使ったワークショップは11月16、17日に福岡市内でサポーターを対象に行う。元Jリーガーの結城耕造社長は「30周年を機に今後のアビスパについて、社内だけでなく、支えてくださっている方々と思いを言葉にして作りたい。30周年のコンセプトと、これから永遠に使えるような合言葉をつくることで、クラブが発展していくために同じ方向へ向かうきっかけになれば」と狙いを説明した。 同4日まで参加者を募集している。詳細、申し込みはアビスパ福岡の公式サイトへ。
西日本新聞社