今こそ期待したいウーデゴー、サカに代わる“主軸の台頭” 「アーセナルには誰かがステップアップする必要がある」
リヴァプールとの大一番
プレミアリーグ第9節でリヴァプールとの大一番を控えているアーセナル。守備の要ウィリアム・サリバは前節退場処分を受けたため今節は出場停止。さらにマルティン・ウーデゴーだけではなく、リッカルド・カラフィオーリ、ユリエン・ティンバー、冨安健洋、ブカヨ・サカといったメンバーを怪我で欠く可能性がある。 サカとティンバーは間に合うかもしれないという報道もあるが、ベストコンディションでないことは間違いなく、主力選手の多くを欠く状況でリヴァプールとの一戦を乗り越えなければならない。 そんななか、現役時代にリヴァプールなどでプレイしたダニー・マーフィー氏は英『CAUGHTOFFSIDE』でここ2試合のアーセナルの攻撃陣について触れ、昨シーズンのシティと比較し、今のアーセナルに必要なものを挙げた。 「最終ラインで最も創造力豊かな2人の選手を失ったら、良い結果は望めない。マンチェスター・シティがハーランドとデ・ブライネを欠く状態でシーズンを半分戦ったにもかかわらず、リーグ優勝を果たしたという現実がある。そして、それがみんなが競争している相手なのだ」 「ハーランドがプレイしなくても、彼らはすべての試合に勝っている。デ・ブライネがシーズンの半分を欠場しても、ベルナルド・シウバ、ギュンドアン、フォーデンをそのポジションで起用し、誰であろうと、彼らは結果を出し続けている」 「フォーデンが昨シーズン、チームの主軸となったのは、デ・ブライネが不在だったからであり、アーセナルには誰かがステップアップする必要がある。もしウーデゴーとサカが長期間離脱すれば、問題が起きるかもしれない」 昨シーズン、シティはプレミアリーグ4連覇を達成したが、その立役者になったのがフォーデンだ。もちろん他の選手による功績もあるが、フォーデンの覚醒によるものが大きいことは間違いない。 同氏はフォーデンがステップアップし、チームの主軸になったのようにウーデゴーとサカがいなくても、この2人に代われる選手が今のアーセナルには必要だと考えており、現有戦力の中からステップアップする選手を期待している。 上述したようにサカはリヴァプール戦にでられるという報道もあるが、コンディションは万全ではなく、さらには厳しいマークがつくのは間違いない。今のアーセナルはガブリエウ・マルティネッリ、ガブリエウ・ジェズス、ラヒーム・スターリング、カイ・ハフェルツ、レアンドロ・トロサール、イーサン・ヌワネリなど豊富な人材を攻撃陣に揃えているが、この中からステップアップを遂げる選手はいるのか。
構成/ザ・ワールド編集部