ニットに付いている謎の紐「これの役目は?切ってもいい?」切る派、切らない派、どちらも深い理由があった!
クリーニング店の見解は?
宅配クリーニング業界で人気の「宅配クリーニングのリナビス」(兵庫県西脇市)のブログでは「ハンガーループは切らずに残しておいて!」という意見がありました。 「主に女性服の肩や腰の辺りについているこの紐は、名前をハンガーループと言います。用途はと言うと、名前にハンガーと付いている通り干す時に使うものです。ハンガーに掛けられないズボンやスカートを干す時に役立ちます。 以前の記事にも正しい干しかたを書いたように衣類にあわせた干し方は大切です。このことは知っている方も多いと思いますが、それでも邪魔だからハンガーループは切ってしまうと言うことも聞きます。でもこのハンガーループはできれば切らないでください!(※1)」 切らないで!という意見、そこはクリーニング店ならではの理由がありました。 「クリーニング店にはいろいろなデザイン・状態のお洋服が持ち込まれます。クリーニング店も洗濯のプロですから、可能な限りキレイにするため最適な洗い方を選びます。衣類の素材やデザインがデリケートなものであった場合は、脱水をせずにそのまま自然乾燥をすることもあります。その方がお洋服にダメージがないからです。 しかし、いざ洗って干そうかなと言うとき、お客様がハンガーループを切ってしまっていたら干し方にとても困ります。そのため、キレイに洗って型くずれもさせないためには、ハンガーループは必要な時もある!と覚えておいてください(※1)」 クリーニング店に洋服のケアをお願いしたいようなアイテムの場合は、残しておく方が良いようです。 一方で今回の投稿コメント内でも店員さん目線で「襟もとなどから出てしまうと不恰好になるので、切るのがおすすめ」という意見も見られます。 洋服の洗濯ケア方法、収納方法などを見据えて、この紐を切るのか切らないのかを判断するのが良さそうですね。これからニットが活躍する季節、ぜひ覚えておいてください。 ※1)宅配クリーニングのリナビスブログ「洋服の肩や腰についている紐の意味って知ってました?」から引用 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・かわた まい)
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