新NISAを始める前に、しておくべきことは?口座開設で迷った時に選ぶべき証券会社3つ
今年1月から新NISAがスタートし、投資に興味が出たものの、「何から始めていいのか」「本当に素人でも利益が出せるのか」と不安な方は多いはず。今回は、30代前半で3000万円の資産形成に成功し、「素人投資家」を自称しながらも、セミリタイア生活をしている元OLのちーさんに、iDeCoの活用法や投資の基本を教えていただきました。ちーさんいわく、「ネット証券がおすすめ」だそうで――。 【表】SBI証券、楽天証券、マネックス証券の比較 * * * * * * * ◆証券口座とクレジットカードを準備しよう 自分名義のお金さえ用意できれば、あとは同じく自分名義で証券口座を開いて、そこに入金すれば株式を購入することができます。 では、証券口座はどこで開設すればいいのか? といえば、ネット証券がおすすめです。 とは言ってもネット証券も今やたくさん存在しますよね? そのためどこを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれませんが、これから開設を考えている方にはぜひ、「クレジットカード決済で投資信託の積立ができる」(以下、「クレカ積立」と表現)証券会社を選んでいただきたいと思います。 というのも、新NISAで積み立てをしつつ、ポイントがもらえちゃうからです。
◆ポイントが勝手にザクザク 通常は、投資信託を買う場合、証券口座に入金したお金が使われます。 しかし、クレジットカード決済の場合は、クレジットカードで決済された後、他の買い物分と合わせて指定している銀行口座から引き落としされます。 そしてそのときに利用額に応じてポイントが付与されるのですが、このポイントがなかなかバカにできないんですよね。 各証券会社指定のクレジットカードがないとできないため、少しハードルは高くなりますが、資産形成をしながらポイントが勝手にザクザクと貯まっていくため、これを機にぜひ利用してほしいなと思います。 現在クレカ積立ができる証券会社は増えてはきていますが、今回はポイント還元率が0.5%以上のものに絞って下の表にまとめてみました。 これはつまり、月5万円積み立てをするだけで月に250~2500ポイントももらえちゃうってことです。これは利用しない手はないですよね。 ただし、それぞれ組み合わせや条件によってポイント数も変動するため、なかなか複雑になっているんです。 そのため、この中でもどれを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれませんが、証券会社の取扱商品の多さや手数料の安さ、ポイントのたまりやすさや使いやすさ、サイトやアプリの使いやすさなどを総合的に考えると、現時点で強いのはSBI証券と楽天証券です。 ただし、マネックス証券もポイントの還元率を考えると捨て難い……。 そのため、基本的にはこの3つのどれかを選んでおけば間違いありませんが、これから新規開設する方のために、どれを選ぶべきかについてさらに詳しく解説したいと思います。