主治医ががんの転移見落とし等の医療ミス 病院が死亡した50代患者の遺族に謝罪 350万円の賠償金支払う方針
愛知県の岡崎市民病院は11月20日、医師が男性患者のがんの転移を見落とす医療ミスがあったと明らかにしました。 【動画で見る】 主治医ががんの転移見落とし等の医療ミス 病院が死亡した50代患者の遺族に謝罪 350万円の賠償金支払う方針 岡崎市民病院によりますと、別の病院でがんの手術を受けた50代の男性患者について、経過観察中の2022年5月、主治医ががんの転移を見落としていたと明らかにしました。 レントゲンには、肺への転移が写っていましたが気づいておらず、男性が1カ月後に他の医療機関を受診するまで気付かなかったということです。 また、男性がその後退院する際にも、この主治医ががんの進行具合を正確に認識しておらず、男性と家族に説明していなかったということです。 男性は退院の2日後に自宅で容体が悪化し、翌日死亡しました。 岡崎市民病院は、転移の見落としと適切な緩和ケアを行えなかったことを遺族に文書で謝罪し、市は350万円の賠償金を支払う方針です。