熊本県の阿蘇山・高岳や大分県の由布岳で初冠雪…九州の北部や山口県で今季一番の冷え込み
上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、九州の北部や山口県では28日朝、今季一番の冷え込みを記録した。熊本県の阿蘇山・高岳や大分県の由布岳では初冠雪を観測した。 【写真】「冬の使者」ミヤコドリ、ちょっと遅めの飛来
氷点下となった同県別府市の鶴見岳や長崎県雲仙市の妙見岳の山上では、空気中の水蒸気が凍って木々に付着する「霧氷」も見られ、神秘的な光景が広がった。
気象庁によると、28日朝の最低気温は福岡市中央区で6.6度、北九州市小倉南区で7.5度、山口県周防大島町で6.1度となり、いずれも今季最も低かった。
大気の状態が不安定になっているとして、同庁は29日夜にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや急な強い雨に注意するよう呼びかけている。