地元大会に帰国参戦する吉田優利(※Getty Images)

JLPGAツアーの2024シーズン第12戦「ブリヂストンレディスオープン」は16日、千葉県千葉市の袖ヶ浦カンツリークラブ・袖ヶ浦コース（6731yards/パー72）で開幕する。賞金総額1億円、優勝賞金1800万円だ。 前年大会を制したのは山下美夢有。決勝ラウンド2日間で「65」のプレーを続け、2位に7打差をつける通算18アンダーで圧勝劇を遂げた。その前週の「RKB×三井松島レディス」では岩井千怜にプレーオフで敗れ、”母の日”優勝を逃した悔しさから涙を流していた。 悔しさをバネにすぐにトロフィーを掲げてメルセデスランキングで1位に浮上すると、翌週の大会では2週連続優勝を達成した。その後も3試合連続してトップ3を外さない安定感を披露し、ポイントを量産。2季連続で年間女王へ最高の流れを作った。 未勝利でディフェンディング大会を迎えた今季は、前年と同じく前週大会、首位タイで迎えた最終日に岩井千怜に競り負けた。今年も今大会をポイント荒稼ぎの境目とできるのか。米ツアーから帰国参戦するホステスプロ・吉田優利、今季ブレークした竹田麗央と同組になった。 その吉田は主戦場でピンチを迎えている。昨年末の予選会を突破して参戦した米ツアーは、今週に出場優先順を入れ替える第1回のリシャッフルが終了するが、今週の米ツアーのフィールドには入れず。現在のポイントランキング139位から浮上を見込めず、2回目のリシャッフル期限である8月「ポートランドクラシック」まで限定的な出場権が続くことになる。 予選会を突破したため今月30日に開幕する「全米女子オープン」などには出場できるが、プレーする機会を読めない状況が続く。まずは地元で仕切り直しを図る一戦に挑む。 さらに2週連続優勝を狙う岩井千怜は、櫻井心那や阿部未悠とのペアリング。小祝さくらは岩井明愛、森田遥との組み合わせで36ホールをプレーする。