酒田市中心部の「マリーン5清水屋」の跡地 経済関係者の協議会が「公的資金活用」の新たな再開発プラン提案
山形放送
3年前に破産した酒田市中心部の商業施設「マリーン5 清水屋」の土地と建物の売買交渉が進展していない問題を巡り、地元の経済関係者などから跡地の新たな再生プランが提案されたことがわかりました。現在、その内容について裁判所などによる協議が行われているということです。 3年前に破産した「マリーン5 清水屋」の跡地を巡っては、売買交渉に進展がない状態が続いています。そのため、破産管財人側はこれまでに、固定資産税などの負債を増やさないため年内に不動産の権利を放棄する方針を示していました。 こうした中、地元の経済関係者などでつくる中心市街地の再開発を目指す協議会が12月、清水屋跡地の新たな再開発プランを提案したことがわかりました。 破産管財人によりますと、協議会側はこれまでに「公的資金を活用するなどして再開発を目指す」プランを提案するとの意向を示していたということで、現在、提案された内容について裁判所などと協議を行っているということです。 YBCの取材に対し破産管財人は、プランの内容について「採用の可否を即答できるようなものではない」と話しています。また、1月1日に不動産などへの課税が行われ負債が拡大することについては「やむを得ない」とした上で、再開発プランの提案を受け不動産の権利放棄の判断時期が年明けになるとの見通しを示しました。 旧清水屋の債権者集会は次回は、来年3月3日に開かれる予定です。