復権の兆し!? いま注目が集まるジャンル 乗りやすくて快適な“ミドルクラス・クルーザー”バイク3選
ホンダ「レブル250」が新潮流を起こす
アドベンチャー・クロスオーバーが一般的なスタイルとして定着し、ネオレトロがブームになりました。 【画像】静かなブーム…人気の“ミドルクラスクルーザー”を写真で見る(34枚) しかしその一方、意外なバイクがヒットを記録しました。ホンダ「レブル250」です。 250ccクラスの新型クルーザーとして登場したレブル250は、シート高が低いことから跨りやすく、その親しみやすさもあって大人気車種に。 それと同時にミドルクラスのクルーザーも増えつつあります。ヤマハ「ドラッグスター400」やホンダ「スティード400」などがかつて鎬を削ったミドルクルーザーが復権の兆しを見せているのです。 大ヒットモデルとなった「レブル250」の兄貴的な立ち位置のモデルが「レブル500」です。
ネイキッドとクルーザーの中間的なスタイルを持ち、シート高がレブル250と同じ690mmのため、乗降のしやすさは弟譲り。 車体サイズは全長2205×全幅820×全高1090mm、ホイールベースは1490mmで、車重は191kgとなっています。 エンジンは471ccの水冷並列2気筒DOHCで、最高出力34kW(46PS)/8500rpm・最大トルク43Nm(4.4kgm)となっています。 レブル500は大型自動二輪に該当するため車検が必要になりますが、弟の約2倍の排気量を持つため余裕を持ったクルージングと山越えが可能になります。 そしてエンジンの鼓動をより感じられるでしょう。ちなみにこのエンジンは、日本国内ではレブル500のみが採用しているものです。
大型にはないスポーツ性能が魅力
ミドルクルーザーの特徴は大型にはない“軽さ”でしょう。 車体が軽量なため、1800cc級の大型よりも軽快にヒラヒラと走ることが可能です。 ミドルクルーザーのそんな軽快さに着目したのがカワサキ「バルカンS」です。
車体サイズは全長2310mm×全幅855mm×全高1090mm、シート高が705mm、ホイールベースが1575mm、車体重量は229kgと、ロー&ロングな車体構成となっています。 そしてユニークなのはエンジンです。649ccの水冷並列2気筒DOHCで、最高出力45kW(61PS)/7500rpm・最大トルク62Nm(6.3kgm)/6600rpmのスペックとなっています。 このスペックは、排気量以外はニンジャ650よりも若干低い値となっていますが、それでも十分にスポーティなものです。 クルーザースタイルのスポーツバイクという独自の領域を展開しています。 ミドルクルーザーの復権を確信したのがロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」の登場です。