「“心が折れる”という言葉は私が作った」還暦を迎える神取忍が世間に伝わるプロレスで人生をもう一度!
23日、大塚・ホテルベルクラシック東京にてLLPW-Xが記者会見を開催。11月18日に神取忍還暦記念イベント『神取忍還暦祭~人生もう一度~』を東京ドームシティホールにて行うことを発表した。 神取は柔道をバックボーンにジャパン女子プロレスで1986年にデビュー。1987年にジャッキー佐藤を相手に「心を折る」と発言し、この言葉が現在ではイチロー(鈴木一朗)や格闘漫画などで使用され「心が折れる」など一般用語として広まった。 1992年にLLPWの旗揚げに参加し、2002年に代表取締役に就任。2006年に参議院議員となり、2010年に議員に再選せずレスラー復帰。2011年にLLPWをLLPW-Xと改名し、SAKI&MIZUKIのブリバトをデビューさせた。 2016年にRIZINでギャビ・ガルシアと対戦予定だったが、骨折により堀田祐美子が代打出場。その後もギャビとの再戦機会はあったが実現せず今に至る。 今でも現役を続けている神取は「まさか自分がリングの上で試合をやりながら還暦を迎えるとは夢にも思っていなかったです。デビューした時から無茶をして、心が折れるという言葉も作って、プロレスをやっていきながら心が折れるって言葉をみんなが使っていく中で、世間の皆さんにメッセージを送れたっていうのは良かったなと思っています。自分も心がしょっちゅう折れるけど、プロレスと一緒で投げられても立ち上がる、その繰り返し。心が折れない人はいないと思う。必ず折れるんだけど、折れてもチクショーってなって、怪我しても治そうと思って治すわけじゃん。それと一緒で、心が折れてもどうにか修復してまた復活する。還暦って60歳で振り出しに、赤ちゃんにまた戻るっていうんだよね。今までの人生もすごく重みのある人生で、後悔のない人生を送ってきた。またここからゼロに戻った時に、もう一度何ができるんだろうという興味、ワクワク感からのもう一度を見せたい」と、11・18『神取忍還暦祭~人生もう一度~』を発表。 対戦カードも神取忍&梅咲遥(ディアナ)&水波綾(フリー)vs堀田祐美子(T-HEART)&中森華子(PURE-J)&なつぽい(スターダム)に決定。 カードについては「堀田選手に関しては、格闘技戦をやったり全女の時代があったり戦いを繰り返してともにその時代を生きてきた。中森選手も元々JWPから始まっていつも記念興行を必ず応援してくれる。なつぽい選手はスターダムに去年参戦させていただいて、今時代にのってるっていうところに目を向けていきたいと。梅咲遥選手もディアナさんの中で活きがとにかく良い。こういった記念の還暦の中でその活きの良さを見せてもらいたい。水波選手、アニキって呼ばれててなんか似てるって言われるんだよね(笑)去年デビューしたNØRIとかキャサリンとか新人のコーチとして教えてもらってます。過去から今と、今現在というところで色々とお世話になってる方と、色々な戦いをみせていきたいというところで決めました」と思いを語った。 今の世の中の固定観念をやぶりたいという神取は、このイベントでもプロレスの試合だけではなく様々なエンターテイメントで楽しませる予定とのことだ。