佐野勇斗“四ツ木”のセリフに痺れた…。NHK朝ドラ『おむすび』第28話はサブキャラクターの魅力が光る回に
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第28話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】佐野勇斗“四ツ木”のセリフにしびれた…貴重な未公開写真はこちら。NHK朝ドラ 『おむすび』劇中カット一覧
心を通わせる姉妹の絆に涙
農作業中の結(橋本環奈)の元にやってきた四ツ木(佐野勇斗)。寂しそうな顔をしていると指摘された結は、「どうせ一生懸命やっても意味がない、全部消える」と吐き捨てるように言い、自分の殻に閉じこもっていた。 学校では、風見先輩(松本怜生)や恵美(中村守里)から「(書道部に戻るのを)待ってる」と言われても、結はそれすらも振り切って帰ろうとする。すると、物陰から突然理沙(田村芽実)が現れ、紙袋を手渡して去る。 結は港で紙袋を開けると、ハギャレンのメンバーが結に作ってくれた思い出のアルバムが入っていた。それを見た結は思わず涙ぐむ。すると、そこに四ツ木がやってくる。 四ツ木は、「一生懸命やっても意味がない」と考える結に、「自分が2年生になったら甲子園へ行く」と宣言し、自らの行動によって結の考えが間違っていることを証明すると告げる。結はそんな四ツ木をかわして帰ろうとするが、突然倒れてしまう。 天神のバーで働いていた歩(仲里依紗)は、結が倒れたと一報を受け、急いで駆けつけた。幸い、大きな怪我はなかったものの、原因は過労だった。 目を冷ました結は、歩に病床で見た夢の内容を語る。それは、神戸にいた頃、神社で泣いていたところを歩が助けに来てくれた夢だった。それを聞いた歩は、涙を流して「それは夢ではないと」伝え、2人は心を通わせた。 周囲の人々の心配を突っぱねたかと思えば、過労で突然倒れてしまった結。今週は心配になる展開が多い…。ここで『おむすび』視聴者によるSNSの投稿を見ていこう。 「そうなんだよね…大切なものを作らないっていくら決意してても一度大切に思ってしまえばもう気持ちは消せないよね」「結の中では5歳の結がずーっとお姉ちゃんを求めて泣いてたんだと思うと……」「今日は泣けたわー」といった、結の心のコンディションに寄り添った意見が多く見られた。 一方、「結ちゃんの周り、良い人ばかりやん」「ハギャレン子たちの手作り思い出アルバムは流石の泣かせどころ……」「四ツ木くん、少年漫画の主人公みたいなこと言っちゃって…」「かたくなな結の心をほどくには四ツ木君くらいの真っ直ぐな熱さしかなさそうだと思うから、いいぞ四ツ木もっとやれと思う。」「ちょっとずつ結と歩の時間が動きだしてる感素敵」など、結に優しく寄り添う、四ツ木やハギャレンメンバーの優しさに心動かされた、といった意見も多く見られた。 これから結の心はどのように変化していくのか。見守っていきたいところだ。 (文・野原まりこ)
野原まりこ