プレス機械に接触し男性従業員死亡 安全対策講じずか 法人と製造部課長を書類送検=沼津労働基準監督署
沼津労働基準監督署は11月8日、プレス機械の危険防止措置を怠り、従業員を死亡させたとして、機械器具製造業の法人と同社製造部の課長を書類送検しました。 労働安全衛生法違反などの疑いで、書類送検されたのは、神奈川県横浜市に本社がある冷蔵・冷凍ショーケースなどを製造する会社法人と事故が起きた同社御殿場事務所の製造部課長です。 沼津労基署などによりますと、2024年2月15日午後、静岡県御殿場市の同社工場内で、男性従業員(当時37)が「タレットパンチプレス」と呼ばれるプレス機械を使い、金属加工作業を行っていたところ、往復運動する機構の一部と接触し、死亡しました。 労働安全衛生法では、事業者には、機構が危険を及ぼす場合は、覆いや囲いなどを設けることなどが規定されていますが、その危険防止措置を講じなかった疑いがあるということです。 警察によりますと、男性は鉄をプレス加工する機械の近くで、頭にけがをした状態で仰向けに倒れていたということです。
静岡放送