⚽ジュビロ磐田、痛恨の連敗 J1残留圏との勝ち点差「5」に G大阪に3ー4、最後の最後に力尽きる
明治安田J1リーグは9日、8試合が行われ、18位の磐田は3-4でG大阪に敗れて勝ち点35から伸ばせなかった。 データで見る⚽今季のJ1ジュビロ磐田 ヤマハ(G大阪2勝)▽観衆13640人 G大阪 16勝12分け8敗(60) 4(2―1 2―2)3 磐田 9勝8分け18敗(35)
【評】磐田はG大阪に競り負けた。 劣勢が続いていたが、前半23分、クルークスのクロスを渡辺が合わせて先制。だが、27分にCKを押し込まれて同点に追い付かれると、前半終了間際には自陣右サイドを崩されて勝ち越された。 後半17分にPKで3点目を奪われたが、42分に上原がこぼれ球を押し込み1点差、追加タイム1分には鈴木が決めて同点に追い付いた。だが、2分後にカウンターから決勝点を奪われた。
2点差を追い付くも… 残り3試合、意地見せられるか
最終盤に2点差を追い付いたが、最後の最後に力尽きた。降格圏18位の磐田は、死力を尽くして粘ったものの連敗し、残留圏との勝ち点差は無情にも「5」に広がった。 接触やビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で試合がたびたび止まり、前後半合わせて20分もの追加タイムが設定された。勝敗を分けたのは、そこでの計2失点だ。「踏ん張れないのが課題の一つ」と横内監督。前後半ともに、同点から勝ち越されたのが痛恨だった。
VARの結果、2度のオフサイド判定で2失点が取り消されたが、セットプレー時の守備陣形とカウンター対応の修正は急務だ。途中出場したDF鈴木は「最後の寄せる意識が大事だった」。待望のJ1初ゴールを挙げたが勝ち越しを許し、さらに累積警告で次戦出場停止になって声を沈ませた。 残留を懸けたホーム3連戦の初戦は約1万4千人が詰めかけた。敗れはしたが、前節までリーグ最少失点のG大阪を相手に2点差を追い付き、計3点を奪ったのは次につながるはず。3カ月ぶりのスタメンで今季初得点を奪ったMF上原は「自分たちは点が取れる。必ず力になる」と必死に前を向いた。 次戦16日の横浜M戦で敗れれば、最短で30日のFC東京戦にもJ2降格が決まる。MF山田主将は「精神的なタフさが問われてくる」と絞り出した。残り3試合。意地を見せなければならない。