『FFⅦ リバース』に『ポケポケ』 ゲームサイト編集長に聞く“2024年話題作の特徴”は
『ファイナルファンタジーⅦ リバース』や『アストロボット』といった家庭用ゲームソフトや、『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』、『ゼンレスゾーンゼロ』といったモバイルゲームなど、多くの話題作がリリースされた2024年のゲーム業界。今年の話題作や、その傾向・特徴をゲーム情報総合サイト『ファミ通.com』編集長の三代川 正さんに聞きました。 【動画】『FFⅦ リバース』に『ポケポケ』 ゲームサイト編集長に聞く“2024年話題作の特徴”は
■「プレイステーションの歴史が体感できるような」作品 『アストロボット』
2024年の話題作として、まず三代川さんが挙げたのは、プレイステーション5向けに発売されたゲームソフト『アストロボット』と『黒神話:悟空』(17歳以上対象)です。それぞれ、12月にアメリカで行われた『The Game Awards 2024』でゲーム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされ、『アストロボット』が4冠に輝くなど話題となりました。 三代川:『アストロボット』は、世界中のメディア・ユーザーから高評価を受けた3Dアクションになっています。今回は(ゲーム内で)仲間を助けていくんですけど、その仲間の中にペルソナシリーズのキャラクターだったり、バイオハザードのキャラクターだったりとか、プレイステーションのオールスターのようなキャラクターをかたどった仲間がいて、彼らを助けていく。(歴代のキャラクターが)ゲスト出演みたいな感じのゲームになっている。プレイステーションの歴史が体感できるようなゲームになっています。 『黒神話:悟空』は、中国のゲーム会社・ゲームサイエンスが開発した西遊記がベースのアクションゲームです。アクション面の評価も高いんですけど、グラフィックがとにかくクオリティーが高くて、主人公の毛の表現だったりとか、グラフィックの描画も特に評判が高いです。すごく開発費や期間をかけた大作のゲームとしては、中国として初めてと言われていまして。今回、ゲームサイエンスが出てきたことによって、買い切り型の(ゲームソフト)でも中国の影響力が大きくなってくるんじゃないかとは予想されています。