予算100万円でBMW「Z4」も狙える!? 初心者にこそオススメしたい手頃でクセ強めのオープンカー5選…冬こそオープンが気持ちいいのです!
フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ
オリジナルのフォルクスワーゲン「タイプ1」、通称「ビートル」のスタイルを現代風にアレンジして1998年に登場した「ニュービートル」は、元祖のRRレイアウトからFFレイアウトへと大変身しているものの、その雰囲気を上手く引き継いで人気車種となった。 そんなニュービートルにカブリオレが追加されたのは2003年のことで、オリジナルとは異なり電動ソフトトップを採用していたが、折りたたんだトップはリアセクションに乗る形で収まるなど、こちらもオリジナルの雰囲気を尊重したものとなっていたのだ。 そんなニュービートル カブリオレは「ゴルフ4」とメカニズム面を共有し、2Lエンジンと6速ATも共通ということで、メンテナンス面ではそこまで不安はない。価格も総額50万円くらいから見つけることができるので、幌の動きと状態さえ気にすれば、長く愛用することもできるだろう。
BMW Z4(初代)
「Z3」の後継車種的ポジションでありながら、Z3よりも上級移行したということで「Z4」という名前で2003年に登場したBMWのオープンモデル。現在は3代目が現役となるが、今回紹介するのは初代モデルだ。 ただ100万円前後の予算があるのであれば、初期型ではなく2006年4月に実施されたマイナーチェンジ後のモデルを狙いたいところ。このマイナーチェンジでエンジンが新世代のものとなり、トランスミッションも5速ATから6速ATに多段化。さらにオプションだった電動ソフトトップが標準になっているのだ。 そんな後期モデルも100万円の予算があれば走行距離5~7万km台のものが射程圏内となる。中にはドレスアップされたものもあるが、この手のクルマはノーマルに近い状態でゆるく乗るほうがマッチしそうではある。
日産 マイクラC+C
日産を代表するコンパクトカーであった「マーチ」。欧州では「マイクラ」の名前で知られているが、その名前を冠したクーペカブリオレモデルが2007年に日本でも販売されていた。 マイクラの名前を冠することからも分かるかもしれないが、このモデルはれっきとした英国生産車であり、エンジンも日本仕様にはない1.6Lを搭載。右ハンドルでありながらウインカーレバーが左側となるなど、ほぼ英国仕様そのままとなっていたのである。 一応4座ではあるが、リアはルーフパネルを格納するスペースも必要ということもあってリアシートは極めて狭く、大人が座ることは困難なスペースであることは留意したい。 マイクラC+CはMTも設定されていたが、中古車ではやはりMT車は高値安定で、100万円の予算で無理せずねらうことができるのはATが中心。ただMTだからといってスポーティな走りが楽しめるかというと微妙なところなので、オープンを楽しむのであればATでも十分なはずだ。
小鮒康一(KOBUNA Koichi)