アメリカン・エキスプレスが中小店の販路拡大支援 大阪初開催のマルシェで
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(以下A・E)は9月7~8日、中小規模の加盟店支援の一環で実施している「SHOP SMALLマルシェ2024」をJR大阪駅直結のグランフロント大阪うめきた広場で開催した。大阪を中心に全国から加盟店12店舗が出店。多くの来場者で賑わった。 同マルシェは、同社が行う街の中小ビジネス支援の一環で、店の認知度向上や販路拡大をサポートする取り組み。昨年は東京のみで初開催し、出店した店舗からは「普段と違うお客と出会えた」など高評価の声が多数上がったことで、今年は東京に加え、福岡、大阪、名古屋の4都市で開催する。 出展者の特典は、A・Eが出展者のブース、交通費、商品運搬費などマルシェ出店に伴う費用を1店舗20万円まで支援する。これにより、店の魅力発信や販路拡大など各店の新たな挑戦を応援していく。ただ、出店には書類選考や面談を経ることが必要で、12店舗の内訳は食品8、雑貨4。地域別は関西8、関東3、熊本1店舗。関西圏外の出展者は、大阪の消費者に知ってもらうことで、すでに展開するネット販売への送客と、お祝い用などの法人需要も期待している。 A・Eのビジネスカードを導入している加盟店は9割以上が街の中小店舗だが、同カードは大手企業が活用するイメージが先行しているため「A・Eをより身近に感じてほしい」思いがある。特に現在のキャッシュレス市場は、23年国内キャッシュレス決済比率が過去最高の39・3%(経済産業省)まで伸長したが、それを牽引したのが街の中小店舗という実態がある。 そういった状況下、A・Eは同マルシェを通した「加盟店との関係構築」も目的に、レジ横や店舗入り口にアメックスカードが利用できることを伝えるPOPを掲示する取り組みも進めている。 同マルシェは、8月31日福岡会場、9月16日名古屋会場、9月28~29日に東京会場で行う。