持ち味のディフェンス発揮 九州が開幕戦で釜石との接戦を制す【ラグビーリーグワン2部】
◆ラグビーリーグワン2部 九州27―23釜石(21日、ベスト電器スタジアム) ホームでの開幕戦となった昨年5位の九州は、前半に4トライなどを重ねて24―9とリード。後半はスピードあふれる釜石の攻撃に2トライ2ゴールを許し、約10分を残して4点差に追い上げられたが、真骨頂の粘り強いディフェンスが最後まで光った。 ■「ラガーマンの車って感じですね」福岡堅樹さんが新車紹介【写真】 ゴールライン手前まで攻め込まれても、相手の反則を誘ってピンチをしのいだ。「長いフェーズを守り切れて、ディフェンスは崩れなかった。選手をたたえたい」。今村ヘッドコーチは強みを発揮した勝利を喜んだ。 D2で2季目の今季は2位以内に入り、1部(D1)との入れ替え戦出場が目標だ。そのためには後半ノートライだった攻撃の強化が不可欠。今村ヘッドコーチは「疲れたときのアタックの質を上げなくてはいけない」と課題を挙げる。ゲームキャプテンを務めた竹ノ内は「勝って反省できるのはいいこと」と次戦を見据えた。上位を目指しチームは進化していく。(前田泰子)