写真：Impress Watch

マイクロソフトは、アジア太平洋地域におけるAI研究とイノベーションの推進を強化するため、東京に新たな研究拠点である「Microsoft Research Asia-Tokyo(マイクロソフトリサーチアジア東京)」(東京ラボ)を設立した。 東京ラボは、embodied AI、ウェルビーイング&ニューロサイエンス、societal AI、インダストリーイノベーションなど、日本の社会経済的優先事項に即した分野に焦点を当てる。 主な研究テーマは以下の通り。 ・Embodied AI：複雑なタスクをこなし、物理的および仮想的な環境での理解や対話ができるインテリジェントシステムの開発 ・Societal AI:AIが社会に及ぼす影響を探求し、技術が人類の利益に役立つようにする ・ウェルビーイング＆ニューロサイエンス: ニューロサイエンスからのインスピレーションを得て、人間とAIのインターフェースを再構築し、AIをウェルビーイング向上のために活用 ・インダストリーイノベーション: 学際的かつ境界を超えた研究を通じて、現実のニーズを理解し、産業パートナーと協力してイノベーションを促進 東京ラボの設立を通じ、MSR Asiaは地域のパートナーとの連携を深め、技術の進歩を加速させるほか、共同研究プロジェクト、インターンシップ、招聘研究員プログラムなどの人材プログラムを実施。これにより、キャリアの初期段階にあるプロフェッショナルのスキル習得を支援していく。マイクロソフトでは「人類の利益のために科学技術を進展させるというマイクロソフトリサーチの使命において重要な一歩」としている。