板垣李光人&中島裕翔「秘密」でバディに! 初共演の2人が語るお互いの魅力とは?
1月20日からカンテレ・フジテレビ系でスタートする「秘密~THE TOP SECRET~」は、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した、清水玲子氏による同名漫画をドラマ化した作品。科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”を舞台に、死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI捜査を用いて、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンスだ。 ダブル主演を務める板垣李光人と中島裕翔(Hey! Say! JUMP)が、かつてないほど“切ないバディ”を組んで、未解決事件の真相を追う。板垣は薪剛役を、中島は、青木一行役と鈴木克洋役という、一人二役に挑戦する。そんな2人に、今作への思いやお互いの印象などを聞いた。このたび到着した場面写真と共に紹介する。
――演じるキャラクターのひかれる点やご自身との共通点について教えてください。 板垣 「薪というキャラクターは、頭脳明晰でクール。ただその一方で、人に対して当たりが強い部分もあります。それは、壮絶な人生を歩んできた彼が、自分や周囲の人たちを守るために形成したもので、本当は繊細で弱さも持ち合わせているところが魅力です。そして、薪と僕の共通点は誕生日が一緒なんです。1月28日なのですが、この作品の撮影中に誕生日を迎えます!」 中島 「撮影中に、誕生日来るよね。プレゼント、どうしようかな…」 板垣 「楽しみにしています(笑)」 中島 「鈴木は、薪の同級生で親友。2人で警察を志し、未解決事件がなくなるという時代になってもいそしんでいる薪のもろさや危うさを理解している人。常に薪のことを考えて支えようとする心優しい人間でもあります。そして青木は、容姿が鈴木と似ているので、鈴木を知っている人間からすると、ハッとさせられたり、彼の言動が鈴木とオーバーラップするところがある。また、新人なので、第九に入った初日からこき使われて、薪の厳しさにもついていくのがやっと。そして叱られたりいじられたり、愛されるキャラなのですが、観察力が鋭いところはギャップがあって、かわいらしいキャラクターだなと思います。Hey! Say! JUMPのメンバーの中で、僕は割といじられる方なので、そこは似ているかもしれません」 ――原作のあるキャラクターですが、演じる上で意識していることはありますか? 板垣 「脚本の佐藤嗣麻子さんが、原作愛を持って本を書いてくださっているので、われわれも一緒に愛を持って作っています。薪に関しては、髪色を原作通りにするか、警察官としてリアリティーを持たせるべきかを悩みました。原作だと割と明るめの色ですが、警察の人間だし、薪という人物が頻繁に美容院に行っている感じも、髪の毛を染めるという想像もあまりつかなかったので、地毛なのかなと考えて。今は原作の薪の雰囲気を踏襲していこうと思っています。ドラマ化する上で、リアルな部分と原作をリスペクトして大切にしたい部分のバランスは、いろいろ考えました」 中島 「リスペクトを込めて原作通りやるのはもちろんですが、ビジュアル面でいうと微妙に難しく、制作と演者が相談していいあんばいを探っているところです。原作に寄せたいけど、実際にはそぐわない部分が出てきた場合は、リスペクトを持ちつつ、実際にいてもおかしくないような人物にしています。特に鈴木の柔らかさや、青木の最初はポンコツかもしれないけど鋭い着眼点を持っているところなどのギャップは大事にしたいと思います。青木は心優しいので、加害者や被害者の心情に寄り添うことができるタイプ。MRI捜査という第九の特殊な仕事の中で、葛藤するメンバーもいるのですが、その中で青木はいい意味で右往左往して一喜一憂していく。良くも悪くも、流されてしまう中で、自分の大事にしているものが出てくるのは、原作を読んでいても愛せるキャラだなと思ったので、そういうところは踏襲してトレースしながら役作りをしていきたいです」