3ヶ月かけて南極に航海!? 海洋に関する全てを学べる、東京海洋大学にてランパンプスが徹底取材!
寺内:でも、その結果、世界各国に日本の技術をアピールできますよね? 舞田:そうですね。世界の方が進んでいる部分に関しては、世界と連携して研究しています。 寺内:海洋技術が発達してる国ってどこなんですか? 舞田:世界的な海運会社って知ってますか? 寺内:日本郵船しか分かんない。 舞田:MAERSK(マースク)っていう会社があるんです。マースクって書いてあるコンテナがいっぱいあるんですよ。
寺内:コンテナといえば、マースクくらいの有名な会社なんだ。 小林:キャンプといえばコールマンみたいな(笑)。 舞田:マースクの本社がデンマークにあるんです。なので、海洋技術が発達している、ノルウェー、デンマークなど北欧の国と共同研究したり、人材交流し、育成をするんです。 小林:実際、海の上で研修や実習をやるんですか? 舞田:もちろん。東京海洋大学の特徴は、練習船が3隻あることなんです。 小林:どのくらいの大きさなんですか? 舞田:一番大きいのは1800tかな? 寺内:1800tって言われてもイメージできないですって(笑)。
舞田:今年も南極洋の観測に行ってますよ。 小林:学生乗せて南極洋に行ったんですか!? マジかっけー! 行きて―! 寺内:海洋大学だなあ! 小林:何日くらい行くんですか? 舞田:遠洋航海は3ヶ月か4ヶ月ですね。 小林:レオパレスの契約期間みたいに言わないで(笑)。 寺内:船上で生活されるんですか? それともどっかに立ち寄るんですか? 舞田:途中で寄港はしますけれど、ひと航海、最低1ヶ月くらいは船の中にいますよ。 小林:パスポートが、どのタイミングで必要なのかも分かんない(笑)。
舞田:他にも海洋科学専攻科では、船舶職員の免許が取得できます。 小林:釣りに行くときに乗るような船のじゃなくて、もっと「ピーピーピー」みたいな計器が付いてる船ですよね? 舞田:ちゃんと操縦する部屋がある船ですね。 小林:宇宙戦艦ヤマトみたいなやつだ! 寺内:海洋大国の日本に住んでるけど、大きい船のイメージってあんまないですね。当たり前にあるから、改めてピックアップされて報道されないけど、そこに技術者の方がいて、働いている方がいてって考えると壮大だな。 舞田:フィールドセンターというのものが全国に5つあって、講義で習った理論に基づいて、実験や実習をしています。 小林:受験方法はどんな形があるんですか? 寺内:受験生を全員、船に乗せて、無人島から帰ってきたやつが合格みたいな(笑)? 舞田:(笑)。他の大学と同じように一般選抜は前期日程と後期日程があり、総合型選抜もあります。 小林:水産高校からも来られるんですか? 舞田:その枠もありますね。 寺内:「飛行機好きだからパイロットになりたい」みたいに、船や海が好きな学生が通ってくるんですか? 舞田:船が好きな子は多いと思います。