寒がりの妻が脱衣所で「30分」ほど電気ストーブを使っています。今から暖房を使っていては春まで「電気代」が高くならないか心配なのですが、どのくらいコストはかかるのでしょうか?
電気ストーブにかかる電気代の計算方法
電気ストーブは、灯油などの燃料は不要で、コンセントをさしてスイッチを入れるだけで手軽に使える暖房器具です。部屋全体を暖めることは難しいですが、足元など体の一部を暖めるのに有効なので、脱衣所の寒さ対策として利用されている人もいるでしょう。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算 電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できるため、商品ごとの消費電力をカタログなどで調べておきます。電気料金単価については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。 例えば、消費電力800ワット(0.8キロワット)の電気ストーブを30分使用した場合の電気代は「0.8キロワット×0.5時間×31円/キロワットアワー=12.4円」です。
11月~3月まで毎日使用した場合の電気代は?
仮に、毎日電気ストーブを30分ずつ使用したとして、11月~3月までの5ヶ月間(1ヶ月30日換算)で電気代はいくらかかるのか計算してみましょう。 電気ストーブには、カーボンヒーターやグラファイトヒーター・セラミックヒーター・パネルヒーターなどの種類があるため、それぞれ例を挙げて電気代を計算したものを表1にまとめました。 表1
※筆者作成 セラミックヒーターとパネルヒーターでは、電気代に2000円以上の差が出ることもあるようです。毎日の電気代が気になるなら、なるべく消費電力の低い電気ストーブを使用した方がよいかもしれません。
脱衣所の暖房を節約する方法
脱衣所の暖房を節約するためには、できるだけ脱衣所で電気ストーブを使わなくて済むよう、可能な限りの寒さ対策を行っておくとよいでしょう。 手軽にできる寒さ対策としては、マットを敷いて床の冷たさが足に伝わりにくくしたり、窓に断熱シートを貼るなどして外気が入りにくくしたりする方法がおすすめです。 また、換気扇が稼働していると空気が流れて寒さを感じやすいため、入浴の30分ほど前から換気扇をオフにしておくのも効果的です。長時間でなければ、電源を切っても浴室にカビが発生するリスクは少ないので試してみましょう。