SVリーグ、東京GBの開幕節で始球式を行った本田翼（カメラ・大谷翔太）

◆バレーボール　▽大同生命ＳＶリーグ　ウルフドッグス名古屋　３―１　東京グレートベアーズ（１２日、東京体育館） 　男子の東京グレートベアーズ（ＧＢ）は、ホームに名古屋を迎えて今季初戦。昨季３位の相手にホームの大歓声を受けたが、１―３で敗れた。試合後、今夏のパリ五輪に出場したセッター深津旭弘は「これだけのお客さんに応援して頂いて勝てなかったのは残念。しっかり受け止めて、明日は勝てるように挑みたい」と、唇をかんだ。 　前日１１日に、同じ東京体育館で大阪Ｂーサントリーの開幕カードで新たに始まったＳＶリーグ。この日も前日同様、満員の６４５９人のファンが集った。今年３月に、リーグ最多を記録する８７４９人を集客した実績を誇る東京ＧＢは、ファンを楽しませる演出も充実。この日は試合開始約１時間前に「東京スカパラダイスオーケストラ」の生演奏で会場を盛り上げると、始球式は女優でモデルの本田翼が務めた。試合中も、ＭＣを中心に声や音楽でチームを後押し。コートに立った柳田将洋は「今日も色んな見せ方をご覧いただいた。コート外、バレーをやっていない時間帯でも、どれだけ満足してもらえるかを考えているチームだと思う」と、プロチームの先導役として胸を張った。 　ファンが何より望むチームの勝利。深津も「今日は本当にやる気が出た。負けて悔しいし、責任がある。力にして進んでいきたい」と受け止める。昨季、前身のＶリーグではプレーオフに一歩及ばず７位に終わった東京ＧＢ。雪辱の今季、１３日の名古屋との２戦目で今季初白星を目指す。柳田は「たくさんの方に来てもらってエネルギーをもらいながら、レベルの高い試合をしたい」と気持ちを変えた。