「なぜボランティアを始めた?」経験者に理由と内容を聞いてみた|美ST
興味はあるけれどハードルが高そう、と躊躇しがちなボランティア活動。まずは自分の得意分野で気軽にチャレンジできることから始めてみては?誰かのためにかける時間や労力は自分にとってのパワーになり、新たな充足感を感じられるはず!
「誰かのために」始めたことが、自分にとっての実り・収穫に!ボランティア、できることから始めてみたら…
【Case】難病と闘う子どもたちの願いをかなえるお手伝いをしたい 夢や目標を持つことが生きる力や未来への希望になるから 高校生の時に自分自身が病気になり、家族や友人からのサポートを受けながら乗り越えた経験から、夢や目標を持つことが生きる力になることを身をもって体験しました。病気の子どもたちの夢を叶えるお手伝いをするNPO団体・Make‐A‐Wishの活動を知った時、心から共感して自分も役に立ちたいと25歳の時にトレーニングを受けてウィッシュのお手伝いを開始。治療のために多くの我慢をしている子どもたちが、自分の願いの主人公としてウィッシュを実現させていく過程で自分らしく輝いていく姿、願いをかなえた時の子どもたちやご家族の笑顔を見ることは心からの喜びです。誰かの幸せを願ったり、喜んだり「ありがとう」の想いが循環する温かな場にいられることはなにより幸せなこと。これからも子どもたちの願いの力を信じて私自身もワクワクしながらお手伝いしていきたいと思います。(五十川佳苗さん/公益財団法人・Make‐A‐Wish Japan ボランティア)
《家族7人揃っての記念撮影をお手伝い》
「難病と闘う5歳の羽華さんは5人きょうだいの4番目。羽華さんの願いはランドセルを背負って兄や姉と一緒に学校に行くこと。早めの入学式のような記念写真を撮影するお手伝いをさせていただきました」
《どんな時も支えてくれる家族と笑顔を分かち合う時間を実現》
「18歳の夢華さんはバスケットボール選手として活躍していた中学生の時に骨肉腫を罹患し左脚を切断。夢華さんのリクエスト“ドレスを着て大好きな家族と撮影する”という夢をかなえました」
■教えてくれたのは… 公益財団法人・Make‐A‐Wish Japan ボランティア 五十川佳苗さん 2024年『美ST』11月号掲載 取材/森島千鶴子 再構成/Bravoworks,Inc.