チョコレート職人のブノワ・ニアン氏が語る、カカオに対する情熱と日本市場への深い思いとは?
職人の情熱が込められた究極のチョコレート
ブノワ氏のチョコレート作りは、「単一農園」「単一品種」にこだわり、ビンテージのマシンを使用して時間をかけて丁寧に作られる。自社農園で収穫されたカカオから製造されるタブレットチョコレートの「フィンカ ルイ デ シサ 72%」は、カカオ豆の個性が最大限に引き出されたフローラルで繊細な味わいが特徴だ。カカオの起源をしっかりと反映させた逸品で、1940枚限定となる。 「このチョコレートは、特定の木から収穫されたカカオを使用していて、その情報を製品に正確に反映させることにこだわっています」とブノワ氏は説明する。パッケージには、なんとプランテーションの緯度まで書かれている。 そして、彼にとってチョコレート作りは、ただの職業ではなく人生そのものだと言う。 「チョコレートの世界には未知の部分が多く、私は常にその可能性を追求し続けています。誰かに求められて製品を作るのではなく、最高のチョコレートを自分たちが信じて提供することが使命です」と語る。
日本市場での成功とその理由
「ブノワ・ニアン 銀座」が1周年を迎えた理由には、日本市場特有の繊細さがある。ブノワ氏は「日本のお客さまは非常に繊細で、細部へのこだわりが強い」と評価している。特に、チョコレートの品質やディテールが、細かいところまで正確に見極められる日本の消費者に受け入れられたことが成功の要因だという。 また、日本が大好きだと言うブノワ氏は、日本の素材を使ったチョコレートにも挑戦してきた。柚子や抹茶、黒ゴマを取り入れた商品はその代表例であり、「日本の文化や素材は私にとって大きなインスピレーションの源です」と言う。 1周年を迎えた「ブノワ・ニアン 銀座」は、ブノワ氏の情熱と探求心を体現するブランドとして、今後も日本市場に感動をもたらすだろう。その背後には、カカオに対する深い理解と職人の情熱が込められている。 Cours au Pérou(コース オ ペルー) 価格:平日¥6,300、土日祝¥6,800 提供期間:9月22日(日)~10月31日(木) ※1日8名限定(事前予約制) 販売店舗:BENOIT NIHANT GINZA(ブノワ・ニアン 銀座) FINCA LUIS DE SISA 72%(フィンカ ルイ デ シサ 72%) 価格:¥5,400 ※1日10枚限定。 販売店舗:BENOIT NIHANT GINZA(ブノワ・ニアン 銀座)、ブノワ・ニアン公式オンラインショップ Anniversary Box(アニバーサリー ボックス) 価格:¥5,500 ※なくなり次第終了。 販売店舗:BENOIT NIHANT GINZA(ブノワ・ニアン 銀座)、ブノワ・ニアン公式オンラインショップ <店舗概要> BENOIT NIHANT GINZA(ブノワ・ニアン 銀座) 場所:東京都中央区銀座 4-6-18 ギンザアクトビル1F、B1F 営業時間:11:00~21:00 定休日:なし(年末年始休)※休業日・営業時間が変更になる場合あり 公式オンラインショップ:https://benoitnihant.jp/ ブノワ・ニアン 銀座1周年記念スペシャルサイト: https://benoitnihant.jp/pages/ginza1st 問/カネカ食品株式会社 0120-97-1207(土日祝日指定休日を除く10:00~17:00) ※掲載した商品はすべて税込み価格です。 Photograph: Mayuko Ukawa Text: Tomoko Komiyama
朝日新聞社