日本ハム郡司が移籍2年目で3倍増の年俸5500万円に!サイゼリヤで「ちょっとぜいたくできる」
日本ハムの郡司裕也捕手(26)が4日、北広島市内の球団事務所で契約交渉に臨み、年俸1800万円から約3倍増となる5500万円でサインした。中日から移籍2年目の今季は127試合に出場し打率・256、12本塁打、49打点をマーク。自身初の規定打席にも到達するなど大きく飛躍を遂げたが、現状に満足せず、来季は本職でもある捕手での出場増も目指す。 想像以上の大幅昇給に“郡司節”が止まらなかった。今季年俸1800万円から約3倍増の5500万円でサイン。記者会見で昇給分のご褒美を問われると、ファミリーレストラン「サイゼリヤ」の人気メニューを引き合いにこう語った。 「まあ、日常生活でちょっとぜいたくできるくらいになるのではないかなと。元は取れないだろうと思いながらドリンクバーを頼んでみたり。ミラノ風ドリアに半熟卵を乗せてみたりとか。そういう感じじゃないですかね」 よく一人でも利用するという庶民派の郡司。大好物はミラノ風ドリアだが「(50円アップの)卵はやっぱ乗せられない」。だが、アップした3700万円分で半熟卵のミラノ風ドリアにセットドリンクバー(計550円)を付け、6万7272食分も食べられる計算となり「日常生活がちょっと豊かになる」と笑みを浮かべた。 ただ現状に満足はしていない。この日、球団には本職である捕手での出場機会増を直訴。今季は主に三塁での出場だったが「サードから見て初めて分かることもあった。そこは自分の捕手(出場時)に生かせるのではないか、という思いもある。スローイングも内野をやって良くなったという自負があるので」と再挑戦への思いを語った。 捕手は伏見、田宮と競争が激しいポジションだが「捕手一本で勝負したいという訳では当然ない。強みの打撃を生かしながら、いろいろなポジションを守って、かつ捕手を少しずつ増やしていきたい」と郡司は言う。来季は半熟卵のミラノ風ドリアにドリンクバー、そして辛味チキンも付けられる活躍を目指す。(清藤 駿太)