やっちゃっていいの? 革靴を丸洗いだって? 夏から秋へ季節の変わり目こそ革靴を「丸洗い」すべき本当の理由
その革靴は洗っちゃいましょう
そろそろ夏も終盤に差し掛かってきている今日この頃。季節の変わり目ということで、身の回りのアイテムを手入れする方も多いのではないでしょうか。 なんだって? オジサンが着ると野暮ったくなる……だと? 絶対に間違わない「ニット」の正しい選び方と着こなし。 特に働いているオジサン達は、夏中履き続けてくたびれてしまった革靴についての悩みもあるはずです。 しかし、革靴は1足買うだけでも結構な出費になってしまうので、できれば長く使いたいですよね? その靴がお気に入りであればなおのことです。 今回は家でできる革靴の手入れ方法について簡単にご紹介します! 革靴が専門のお店に出さないと手入れできないとお思いの方は必見ですよ!
ポイント(1) 革靴の素材をチェックする
まずは革靴が洗っていい素材なのかを確認しましょう。
例えば、起毛してある革やエナメル素材、ヌメ革は水洗いには向いていないので、業者に任せることをオススメします。 さらには色落ちするかどうかも確認するべきです!湿った布で少し拭いてみて、色の落ち具合を事前に見ておきましょう。 ちなみに革靴を水洗いする頻度は多くても半年に1回程度にとどめておきましょう。皮に含まれる油を抜いてしまうと、手入れとしては逆効果になり、劣化につながってしまうんです。
ポイント(2) 40度くらいのお湯につけて洗う
続いては洗い方についてです。
洗う前に靴ひもを外すこと、目立つ汚れを拭き取ることはやっておきましょう。 40度くらいのお湯で全体を濡らしたら、サドルソープといわれる革靴専用洗剤で丁寧に洗っていきます。サドルソープを持っていなかったらボディソープを5%に薄めたものでも代替可能です。 強くこすらずにスポンジなどで優しく洗ってあげましょう! あまり長時間濡らしておくのはよろしくないので、すすいだらすぐ水分を拭き取ってくださいね。
ポイント(3) 風通しのいい場所で2~3日乾かす
最後に洗った後のお手入れについてです。
カビが生えないように風通しのいい場所で乾かすのはもちろんのこと、革靴が型崩れしないように、新聞紙を中に詰めるかシューキーパーをはめておきましょう。新聞紙は1日に1回は詰め替えるようにしましょう。 2~3日置いたら、ここからが本番です。ミンクオイルや靴クリームを丁寧に塗って、失ってしまった油を与えてあげてください。塗ったらなじむまでに2~3時間ほどかかるので待ちます。 最後に靴磨き用クロスで磨いたら、まるで新品のような輝きを放つことでしょう! いかがでしたか? 革靴は子ども同様に、愛情をもって丁寧に育てる必要があります。手入れをしたことがなかったという方はぜひこれを参考にして、気持ちのいいビジネスライフを楽しんでくださいね! TEXT:FORZA STYLE PHOTO:Getty Images