売れ残り衣料品の廃棄禁止 EU大筋合意、業界に影響
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は6日までに、アパレル事業者に売れ残った衣料品や靴の廃棄を禁止する規制を導入することで大筋合意したと発表した。環境への負荷を減らすためリサイクルを強化する。正式に承認されれば、規制発効の2年後に適用される。中小零細企業は対象外で、中堅企業は6年間の移行期間を設ける。 流行を取り入れた安価な衣料品を大量生産するファストファッション業界の事業モデルに影響が出るのは必至だ。「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングや「ZARA」を擁するスペインのインディテックスなどは対応を迫られる。