キュートでチャーミングな新型「ランチア イプシロン」正式発表 お馴染みのディテールを備えたスポーティなモデルが復活!
独立したデザインのランチア イプシロン
第5世代の「イプシロン」が独立系であることは、トリノのチェントロスティーレに入った瞬間に明らかになる。この小型車はステランティスの「CMP」プラットフォームをベースにしており、技術的には「オペル コルサ」や「プジョー208」と密接な関係にあるが、見た目にはそのようなものは感じ取れない。
「ベータ モンテカルロ」を彷彿とさせるブラックのインレイが施されたフロントは壮観だ。デイタイムランニングライトの中央には、イタリア人が”イルミネーテッドチャリス(聖杯)”と呼ぶ縦長のライトストリップが配されている。メインのヘッドライトはバンパーのさらに下に配置されている。「Pu+Ra HPE」スタディモデルで、ランチアはすでに2023年におけるブランドの将来のデザイン言語を垣間見せたが、この大胆なアプローチがこれほど一貫して実行されるとは予想されていなかった。
成長するイプシロン
サイドビューを見れば、「イプシロン」がもはやそれほど小さくはないことがよくわかる。先代と比べると、新型はかなり成長している。全長は4.08メートルで24センチ、全幅は8センチ大きくなった。その論理的帰結として、17インチの大型ホイールが採用された。
サイズ一覧: 全長: 4,080mm 全幅: 1,760mm 全高: 1,440mm ホイールベース: 2,540mm
リアドアハンドルはCピラーに隠されており、そこにはランチアのロゴのみが配置されている。フロントとリアには大きなランチアの文字があしらわれ、新しいブランドアイデンティティの一部となっている。 「イプシロン」のリアを見てみよう。ここにも「Pu+Ra HPE」コンセプトモデルからの明確な影響が見られる。フィリグリー模様のリアライトは伝説的な「ストラトス」を彷彿とさせ、横長のイプシロンをあしらったライトシグネチャーもいいアクセントになっている。手書きのレタリングは「フルビア」や「フラミニア」を彷彿とさせる。ハッチ裏の収納スペースは309リットルから352リットルあり、「イプシロン」は「コルサ」や「208」よりも若干多くの荷物を飲み込むことができる。