ジョコビッチ「大好きだから」手術明けにウィンブルドン出場した理由語る<男子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は2日、男子シングルス1回戦が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク123位のV・コプリバ(チェコ)を6-1, 6-2, 6-2のストレートで破り、4年連続19度目の初戦突破を果たした。ひざの手術を終えてから約3週間での復帰戦を白星で飾ったジョコビッチは試合後「今日のコートでの動きにはとても満足している」と振り返った。 【錦織圭、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ】 37歳のジョコビッチは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で右ひざを負傷し準々決勝を前に棄権。その後6月6日には手術を行ったと報告していた。 リハビリと調整を行い、当初はウィンブルドン出場絶望的とも言われていたが復帰。この日は通算7度の優勝を誇るコートに戻ってきた。 1回戦、ジョコビッチは10本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。コプリバに1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは15度のブレークチャンスを創出し6度のブレークに成功。1時間58分で完勝し2回戦へ駒を進めた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。 「とても良かった。今日のコートの動きにはとても満足している。今年のウィンブルドンは、ひざのこともあっていつもとは少し違った状況だった。練習と公式戦のプレーはまったく違うものだけど、今日のプレーとフィーリングはとても良かったよ」 「ひざのことはあまり考えず、試合に集中するようにした。この3週間半の間、プレーできるチャンスを得るためにチームと一緒にやってきた。もし他の大会だったら、リスクを冒したり、焦ったりはしなかったと思うけど、僕はウィンブルドンが大好きだからね」 2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク277位のJ・ファーンリー(イギリス)と対戦する。ファーンリーは1回戦で予選勝者で同188位のA・モロ カナス(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。 同日には第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)や第7シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第11シードのS・チチパス(ギリシャ)らが初戦突破を果たしている。