どう考えても頭は悪いが、簡単で絶対に美味しい…「餃子×とろけるチーズ×簡単ペペロンチーノソース」などのホットサンドメーカー料理を集めた『リロ氏の絶望的に頭が悪いHSMレシピ』
餃子にとろけるチーズ、さらに「混ぜるだけのペペロンチーノソース」をぶっかけて、ホットサンドメーカーで焼き上げる……。
「絶対に美味しいもの」×「絶対に美味しいもの」×「絶対に美味しいもの」の掛け合わせなので、3倍のレベルで絶対美味しいに決まっている。 そんなバカ丸出しな「ペペロンチーズ餃子」という恐ろしいレシピを発見してしまった。
掲載されていたのは、発売されたばかりのレシピ本『リロ氏の絶望的に頭が悪いHSMレシピ』(リロ氏/KADOKAWA)。著者は平成生まれのソロキャンパーで、SNSで投稿するホットサンドメーカー使用のレシピ動画は260万再生を記録と大人気だ。 で、実際に自宅でペペロンチーズ餃子を作ってみたのだが、これが笑っちゃうような美味しさだった。 何しろ噛み締めた瞬間がニンニク風味なうえに、噛めば噛むほど餃子のニンニク風味が後から押し寄せてくる。そこにとろけるチーズが絡んでくるのだから、本当に絶望的に頭の悪い美味しさなのだ。
ちなみに調理法は意外と繊細だ。 まず、蓋を開けたまま餃子を焼いて羽を作る。その後、とろけるチーズを上下に順々にのせながら、ひっくり返して焦げ目が付くまで焼いていく形だ。最後にとろけるチーズが餃子をひとまとめに包んでくれるので、餃子の羽が少し上手くできなくても、最後はひと塊となってカリッと焼けるのもポイントだ。
“絶望的に頭が悪い”と銘打ってはいるものの、実は考え込まれたレシピが紹介されている本なのだ。
コンビニのフライドチキンでカツ煮を作る!
ほかのレシピも試しに作ってみることにした。まずは「いつでもカツ煮」だ。 このレシピの特徴は、具材と調味料の少なさ。具はコンビニの骨なしフライドチキンと玉ねぎのみ。味付けはめんつゆ1つだけだ。あとは、水を足して卵でとじるだけ。極めて簡単なのだ。 作ってみて感じたのは、「これは自宅で1人分のカツ煮やカツ丼を作るにも最高だな」ということ。 というのも、筆者の家にあるホットサンドメーカーは、コンビニのフライドチキンと卵を入れてカツ煮を作ると、1人前に丁度の大きさになるのだ(著者のリロ氏は、容量が2倍程度の和平フレイズのホットサンドメーカーを使っているが、多くのホットサンドメーカーは筆者と同レベルのサイズのはずだ)。そしてホットサンドメーカーのままテーブルに持っていけば、熱々の状態でカツ煮を食べることができるのも非常に嬉しい。