小学校から始めるのがベスト!「自分から勉強する子」になるために身につけたい“3つの力”
小学校高学年で「自立学習」の習慣を身につける3ステップ
首都圏での中学受験率が過去最高を記録するなど、現在、中学受験がとても過熱しています。そのような状況の中で、中学受験ではなく高校受験を選択した時、中学受験と比べるとあまり情報が無いのが現状かもしれません。 「あなたはもっとできるはず」という親からの呪縛…“過剰な期待”をかけられた子どもの末路 そこで書籍『中学受験をするか迷ったら最初に知ってほしいこと』をご紹介します。 X(旧Twitter)で4.6万人のフォロワーに支持される、現役塾講師であり教育系インフルエンサーの東田高志さんがその体験を元に、「戦略的高校受験」について解説してくれています。 今回は、その書籍の中から、小学校高学年は「自立学習」の土台を築く時期についてピックアップします。 高校受験を選択したからと言って、小学生で勉強をしなくては良いのかというとそうではありません。小学校高学年こそ、自分から勉強に取り掛かる「自立学習」の習慣を身に付けるのに絶好の機会なんです。では、子どもに「自立学習」の習慣を身につけさせるには一体どうしたらいいのでしょうか?
小学校高学年は「自立学習」の土台を築く時期
小学校高学年は子どもの自立学習の土台を築く絶好の時期です。親御さんがこの時期の子どもにできることは、「自分で目標を決め、その目標に向かって学習計画を立て、実践する力」を身につけさせてあげることです。 言うのは簡単ですが、実践させるのはなかなか難しいのが現実です。 総務省統計局の調査によれば、日本の社会人の1日の平均学習時間はわずか13分であり、これはアジアや欧米諸国と比べても最下位の部類です。受験勉強で受け身の学習習慣が身につき、その結果、社会人になると自発的に学習する習慣が減少してしまうのです。 私たち大人は、大学生や社会人になってから「自分から学ぶ力」の大切さに気がつきます。世の中で成功している人々は、起業家であれ、キャリアアップを果たしている会社員であれ、常に学び続けています。現代社会では、学歴以上に自立学習の能力が成功のカギを握っています。