【平和島ボート・サンスポ杯 東京ダービー】準優勝戦の見どころ~予選トップのF2福来に最大の試練が!?
【10R】1号艇は予選3位の佐藤隆。44号機をバランスよく仕上げており、スタートも安定している印象だ。今節開幕3連勝を飾った序盤の勢いこそないが、安定感は抜群だけに、全速逃げで押し切って優出一番乗りを決める可能性は高い。 機力は目立つほどではないものの、全速攻撃がさえ渡っている一瀬のセンター強攻は怖い。俊敏に差す宮之原の逆転のシーンも十分ありそう。パワー充実の門間はカドに引いての豪快な一発に期待がかかる。 【11R】オール連対の安定感で予選2位通過の今泉が1号艇。イン戦の信頼度は決して高くはないが、バランスのいい足に仕上げているだけに、逃げ切りの公算が大だろう。 怖いのは2号艇・浜野谷だ。4日目までの機力は平凡だったが、伸び仕様も視野に再調整する構え。直線系統が上向けば、本領の速攻戦が期待できる。国分と永井のセンター2艇にもチャンスは十分だろう。大穴候補なら選手間でも伸びの良さが評判になっている6号艇の板倉か。 【12R】予選7戦を4勝、2着2本、3着1本のオール舟券絡みという安定感で予選トップ通過を果たしたのはF2の福来。〝足かせ〟をものともしない走りを披露している。相棒の15号機は上位級とまではいかないが、バランスよく仕上がっており、持ち味の俊敏旋回を発揮している印象だ。行き足系統も悪くなく、スリットでよほど先行されない限りは逃げ切りが濃厚だろう。 ただ、やはりF2のハンデは大きい。エンジンは好仕上がりとはいえ、スタート力はひと息の作間は差し濃厚。センター長田を筆頭に、外枠の庄司、高橋英が鋭く踏み込んでくると波乱の余地は十分にありそう。いずれにせよ鍵はスタート。風の強弱にも細心の注意を払いたい。