【札幌記念】１番人気を負かし得る下剋上追い切り「２選」 元ＪＲＡ調教師・中村均がジャッジ！
［ＧⅡ札幌記念＝２０２４年８月１８日（日曜）３歳上、札幌競馬場・芝２０００メートル］
◆１位ジオグリフ
【１４日＝函館芝４ハロン ５２・５―３８・９―１１・８秒】 北海道の芝での追い切りを見れば、その馬が洋芝向きなのか否か、ある程度判断できます。本馬の最終追い切りはグリップも非常によく利いて、いかにも洋芝が合っているという走りでした。パワフルなフットワークで状態そのものもとてもよさそう。鞍上との呼吸もうまく合っており、気持ちの面でもうまく整っています。皐月賞以来の勝利があるとしたらここでしょう。
◆２位ノースブリッジ
【１５日＝札幌芝３ハロン ４２・２―１２・８秒】 特別馬房などを利用して北海道の重賞に使う場合、その馬房は長いこと使えませんから、現地入りするまでにある程度仕上げて直前は軽めというパターンは多いです。まさに本馬はそのケースでしょう。最終追い切りはあっさりしたものでしたが、それでもゴール前でグイグイ伸びた走りは時計以上に迫力がありました。１週前に美浦で素晴らしい動きを見せており、先週、今週とセットで見れば軽く平均点を上回ります。（元ＪＲＡ調教師・中村均）
東スポ競馬編集部
