慣れたら快適!? ホンダ「CB650R E-Clutch」はバイク初心者でも安全に走れるちょうど良さが魅力の1台!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
クラッチ操作不要のMTバイク!?
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。 今年も残すところあと僅かですね!個人的には本当に、あっという間の1年でした。レースで言えば、当然良いレースもあれば悪いレースもあり、トータルして見れば良いシーズンにできたかなと思います。 【画像】「カッコイイ!」ホンダ「CB650R E-Clutch」の走りを画像で見る!(10枚) そしてバイクのニュースを通して、僕の試乗インプレッションやレースレポートをチェックしていただいた皆さん、ありがとうございました! 今回が今年最後のインプレになるかと思いますが、最後に相応しい1台を紹介していくのでぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。 という事で、今回試乗してきたのは、ホンダ「CB650R E-Clutch」。今話題のEクラッチを初体験してきました!
イークラッチの登場は今年のバイク業界において大きなトピックと言えると思います。 そんなイークラッチ搭載のCB650Rに乗ってきた訳ですが、そもそもイークラッチって何?という方もいると思うので、簡単に説明をすると、Eクラッチはエレクトロニッククラッチの略で、従来の手動クラッチを電子制御化したシステムのこと。 発進・停止やギアチェンジ時にクラッチレバーを操作する必要がないため、ライダーはシフト操作やライディングに専念することができる仕組みです。 と言っても、従来どおり手動でクラッチレバーを使用して走行することも可能。クラッチを切って1速に入れて発進すれば、これまで通りの走り方もできちゃいます。 さらにエンジンの効率的な回転数制御が可能になった事で、燃費も向上しています。
まずは足つきをチェック。身長165cmの僕が跨ると、片方の踵が若干浮きますが、バイクを支える分には問題なし。足つき性はいいと言えます。 ハンドル幅も比較的狭く、排気量の割にかなりコンパクトなポジションで乗れました。
何がどう変わる? Eクラッチのフィーリング
それでは走行していきます!発進する前にEクラッチの操作的な事を教わったのですが、最初は僕も「本当に大丈夫なの?」って疑ってしまい、恐る恐る操作。 それもそのはずでバイク歴20年以上、クラッチを手動で行わないバイクはスクーターくらいしか知りません。やっぱりクラッチ操作無しでギアをローに入れるのは、少し勇気が入りました(笑)