警察官などを名乗る電話で店主が約400万円をだまし取られる詐欺被害【熊本】
テレビ熊本
10月、水俣市の飲食店にかかってきた警察官などを名乗る電話で、店主がおよそ400万円をだまし取られる詐欺被害が発生しました。 熊本県内では「電話で『お金』詐欺」が今年に入って9月末までの間に73件確認されていて、警察が注意を呼びかけています。 「あなたの携帯電話が使えなくなります。詳しくは番号1を押してください」 10月7日、大手通信会社を名乗り、水俣市にある飲食店の固定電話に自動音声でかかってきた1本の電話。 店主が「1」を押すと、警察官や検事を名乗る男から「薬物で捕まっている容疑者の共犯としてあなたの名前が挙がっている」「容疑者からあなたに400万円が渡っていて、あなたが持っている紙幣の番号と照合する必要がある」などと言われ、10月12日、店主は店を訪れた人物に現金およそ400万円をだまし取られたということです。 警察によりますと、熊本県内では「電話で『お金』詐欺」が今年に入って9月末までの間に73件確認されていて、被害額は3億2000万円余りに上っています。 熊本県警は「不審な電話を受けた場合は、一度電話を切り、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。 また、詐欺の被害に遭わないためには相手に通話を録音することを通知する『防犯機能』が付いた電話機などが有効であるとして、県警は、購入費用を最大5000円補助するキャンペーンも行っています。
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