【毎日書評】運気アップにつながる行動。まずは「スマホを遠くに置くこと」
スマホを遠くに置く
私たちを集中から遠ざけるものの筆頭といえば、やはりスマホということになるでしょう。人は放っておくと不安になってしまう生き物でもあるので、ついSNSやニュースをチェックして、友人知人の近況や、社会問題について調べてしまうわけです。 この点に関して著者は、複数の研究結果を紹介しています。少し長くなりますが引用しておきましょう。 ゲルフ大学のエイミー・ミューズらの研究によると、フェイスブックなどのソーシャルメディアの利用は、嫉妬心を増幅するそうです。 また、人間はネガティビティ・バイアスを持っているので、ニュースなどの情報を見たときに、ついついネガティブな情報ばかりが目に入ってしまうということもあります。結局、そういった情報サービスへの依存は、アンハッピーアクションになってしまう可能性が高いわけです。 さらに、自分で調べると情報を集めすぎてしまうことも多々あります。情報が多すぎるのも問題で、それはそれで、正しい選択ができなくなったりすることもラドバウド大学のアプ・ダイクスターハウスらの研究などで分かっているのです。(163ページより) そこで、なにかに集中したい人は、スマホを隣の部屋や時限式のロッキングコンテナに隔離するなどして“使えない状況”にすることが大切だと説いています。(162ページより) ラッキーアクションとハッピーアクションは、どちらから試してみてもOKだそう。取り入れやすいアクションから始め、それを習慣化すれば、運気が上がっていることを実感できるはずだと著者は言います。どれも簡単なことばかりですし、試してみる価値はありそうです。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 飛鳥新社
印南敦史