去年10月ジャニーズ事務所会見の“NGリスト”作成と流出の経緯 会見運営会社の調査結果を公表 SMILE-UP.に謝罪
「SMILE-UP.」は、去年10月に旧ジャニーズ事務所が開いた記者会見に運営スタッフが「指名NG記者」のリストを持参した問題で、会見の運営を任されていた外資系コンサルティング会社の調査結果を公表しました。 この問題は、旧ジャニーズ事務所が去年10月に開いた記者会見で、運営を任されていた外資系コンサルティング会社「FTIコンサルティング」のスタッフなどが、特定の記者の名前を記した「NGリスト」を会場に持参したものです。 旧ジャニーズ事務所の「SMILE-UP.」は、去年10月、リストについて「ジャニーズ事務所は作成・共有などには一切関与していない」などとする調査結果をすでに公表していますが、27日、会見の運営を委託した「FTIコンサルティング」の調査結果も公表しました。 その調査結果によりますと、「FTIコンサルティング」はリストの作成経緯について、「限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のため」だったとし、「FTIが作成し、運営スタッフ間で共有したもので、ジャニーズ事務所などは、作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与していない」としています。 また、このリストが外部に流出したことについて、一部の担当者の調査協力を得られなかったとしたものの、「本件リストが外部流出したことは事実であり、大変申し訳ないと考えている」としています。 「SMILE-UP.」は、「FTIコンサルティング」からリストの作成や流出は、意図的に「SMILE-UP.」に不利益や損害を与えようとしたものではないとの説明とともに謝罪を受けたということで、業務委託料の支払いについて権利を放棄するとの申し出があったということです。