【「愛する大事な犬猫」より、自分が先に死んだら…どうする?】「愛する犬猫と同じ墓に入りたい!」“ペット終活”最新事情
マンションなどで埋葬できない場合、火葬して遺骨を自宅で保管、あるいはペット専門の霊園や納骨堂に納めるといった選択肢があります。 業者によっては、人間のように火葬立ち会い・葬儀・納骨まで行うプランや、遺体を引きとって合同火葬・合同納骨を行ってくれるプランなど、選択肢はさまざまです。 最近増えているのが「長年一緒に過ごしたペットと同じお墓に入りたい」という飼い主の希望です。 ■「同じお墓に入りたい」場合は?
法律では、人のお墓にペットの遺骨を入れることを禁じているわけではありませんが、ペットと同じお墓に入れるかどうかは、墓地管理者のルールによります。 たとえば、仏教では人間ではない動物を「畜生」として人間とは違うカテゴリと位置づけているため、一般的な寺院では、ペットと同じお墓に入ることはタブーとして断っている場合が多いようです(宗派によって解釈が異なることもあります)。 すでにお墓を所有している場合は、墓地管理者にペットと一緒にお墓に入れるかどうかをまず確認しましょう。
禁止されている場合は、新たにペットと同じお墓に入れる霊園や納骨堂を探しておくことが必要です。 ちなみに、「ペットと同じお墓に入れる霊園」は増加傾向にあるようです。 飼い主である自分に何かあったとしても、愛するペットが安心して老後を過ごし、安らかに眠れるよう、さまざまなケースに備えて「しっかり準備」しておく。 それが「本当の愛情」であるともいえ、自身の「幸せな老後」にとっても重要だと「就活の専門家」として私は確信しています。
松尾 拓也 :行政書士、ファイナンシャル・プランナー、相続と供養に精通する終活の専門家