【特集】ボディビルで世界へ 工場で働きながらトップを目指す31歳の女性 世界の強豪が集まる大会に出場 カメラが密着 《新潟》
◆目指すは「ファーストコール」
世界で活躍するプロ選手が集まる、日本最大規模の大会、「ジャパンプロ」。 初挑戦した去年、鈴木さんは思うような結果を出すことができませんでした。 〈トレーナー 北良乃さん〉 「去年の大会では、入賞というかファーストコールに呼ばれていないので、ラインナップみたいなのに呼ばれなかったっていうのが初めてだったので、悔しさが残っているのでファーストコールへの思いは強い。入賞はしたい」 ファーストコール。 最初に呼ばれる上位入賞候補者8人です。 ここで呼ばれなければ上位入賞の可能性はほぼなくなります。 去年の悔しさを胸に、鈴木さんはこの、「ファーストコール」を目指します。 〈鈴木果奈さん〉 「まずは去年のリベンジとしてファーストコールに呼ばれて入賞したいっていうのがまずありますね」 「あとは本当にステージを楽しむということを考えています」
◆国内最大級のボディビルイベント
ことし11月22日から3日間開催された「ジャパンプロウィークエンド」 大会中はアマチュアのコンテストや、イベントも開催され、会場は盛り上がりました。 プロ選手と交流する機会もあり、ファンにはたまらない時間です。 プロ選手の中には世界大会に出場した選手も。 〈ウユンガ・ベッダ選手(モンゴル)〉 「日本でのプロ大会は初めてだけど、明日の試合は頑張りたい」 前日入りした鈴木さんも気合い十分です。 Q)気持ち高まってきましたか? 〈鈴木果奈さん〉 「高まりまくってます!テンション爆上がりです!」 準備は万全。 いよいよ、鈴木さんの挑戦が始まります。
◆大会当日
鈴木さんのカテゴリーにエントリーした選手は総勢26人。 全世界で開催されるプロ大会の常連が名を連ねています。 【ナタリー・コルサリ選手(ギリシャ)】 「ジャパンプロを楽しみたいし、ベストを尽くしたいと思っています。どんなことがあっても楽しんで最高の時間を過ごしたいと思います」 【倉地美晴選手】 「去年も大会に出場しているんですけど、去年もらったフィードバックだったりとか去年の自分に与えた課題とかの答え合わせが出来たらいいかなと思っています」 彼女たちが目指しているのは、アメリカ・ラスベガスで開催される最高峰の世界大会、「オリンピア」。その出場権を手に入れられるのは、たった1人です。 いよいよ、オリンピアへの道に続く、幕が開きます。 与えられた時間の中で、選手たちは思い思いのパフォーマンスで審査員にアピールしていきます。 そして、鈴木さんの登場……。 どうやら満足のいくパフォーマンスを披露できたようです。 【鈴木果奈さん】 「時間が足りなかったー。大丈夫だったかなー。でも、すごい気持ちいいかもしれない!いい興奮はした!」