【特集】ボディビルで世界へ 工場で働きながらトップを目指す31歳の女性 世界の強豪が集まる大会に出場 カメラが密着 《新潟》
◆ボディビルに興味を持ったのは7年前
三条市に在住の鈴木さんは3きょうだいの末っ子として誕生。 小さい頃から活発な子どもだったといいます。 中学時代は陸上部に所属していましたが、高校以降は部活動をすることなく、普通の学生生活を送っていましたが7年前、あるきっかけで、ボディビルの世界に興味をもちます。 【鈴木果奈さん】 「地元の後輩が別のボディコンテストで新潟大会で優勝したとSNSで見たんです。趣味でジムに通ってた時期もありましたが、筋肉の大会があるとは知らず、後輩がきらきらしているのが羨ましくて……顔がかわいいのに体がバキバキの人が輝いている姿を見て、そこから興味を持ったのが始まりだったと思います」
◆家族の支えに感謝
「ボディビル」の世界で活躍する娘の姿を、母・道代さんは……。 【母の鈴木道代さん】 「ジム行って鍛えているんだなあと、まさか大会に出るとは思わなかった。体を動かすのが小さいころから好きなんです。上に兄が2人いるのでその中でもまれてたくましくなったと思いますね」 「やりたいことやって、本人が幸せなら、私にとっても幸せなこと……私にできるのは掃除と洗濯と、鶏むね肉の買い物……大量消費なんでね」 【鈴木果奈さん】 「母が支えです……母が家事全般をやってくれるので競技に専念できるので感謝しています」
◆トレーニングは独学
ボディビルを始めて4年になるという鈴木さん。トレーナーを付けることなく、自分の力だけで、トレーニングを積みます。 おととし、新潟での大会で優勝したことがきっかけとなり、その年の秋にプロになった鈴木さん。 プロになったことで、アマチュアでは出場できなかった国際大会に出場することが可能になりました。 しかし、プロとして挑戦した去年。トレーニング中のケガが原因で、思うような結果を得ることができませんでした。 【鈴木果奈さん】 「勢いで行けるかなと思っていたのが、現実は世界の壁は髙かった……全然足元にも及ばない結果だったのは実際悔しくて、去年についてはいい思い出ではなかった」 鈴木さんが目指しているのは、世界。筋肉の量や形をより極めていかなければいけません。 さらに、ボディビルには、ほかにも磨かなければいけない要素がありました。 【鈴木果奈さん】 「ポージングも重要。筋肉の大きさ以外にもポージングが重要になってくるというのもプロになって思い知らされたというのもあるので、課題はポージングの練習量。筋トレ以上にことしはポージングもきちんとやっていこうかと」