普通の“キャメル”ではない! 本物の“キャメル”をまとったダウン
キャメルというと、いわゆるラクダ色。黄色がかったブラウンだけど、本物のラクダ色のアイテムがあった!ここで紹介する〈ヘルノ〉のダウンは、本物のラクダからできていた!? 天然素材ゆえの魅力あふれるアイテムを紹介しよう!
[ヘルノ] HERNO
ラクダの背に揺られながら、見渡す限りの砂漠をゆく……。アフリカの砂漠をラクダでのんびりと歩を進める贅沢な旅があるけれど、見たことのない広大な景色を見られるのは新鮮。なんといっても砂漠の旅の醍醐味だろう。ちなみにラクダにはヒトコブラクダとフタコブラクダの種類があるけれど、モロッコなど北アフリカのラクダはヒトコブラクダ。フタコブラクダは中央アジアを中心に生息していて、ヒトコブラクダに比べて圧倒的に数が少ないらしい。 ヒトコブラクダ、フタコブラクダなんて言葉を久しぶりに聞いたって人も多いかもしれないが、そんなウンチクはともかく、ファッションの世界でも“ラクダ”を耳にすることが意外と多いかも。それがキャメルカラー。直訳でいうところのラクダ色だけど、“本物の”ラクダ色のアイテムがあるので紹介したい! それが、〈ヘルノ〉のキャメル100%素材のダウンブルゾン。 キャメル色をまとったアイテムはよく見かけるが、本物のキャメルカラーはそうそうお目にかかれない。それもそのはず、本物のラクダの毛は希少な素材だからね。そんなラクダ素材が今冬、〈ヘルノ〉の人気プロダクトであるダウンに採用された。羊のように毛を刈るのではなく、自然に生え変わる時期に採取されることから、ウールに比べて圧倒的に流通量が少ないこともあって、〈ヘルノ〉でも久しぶりに取り扱う素材だという。 というのも、キャメルが〈ヘルノ〉の今秋冬シーズンのキーカラーのひとつで、天然素材にこだわる〈ヘルノ〉だからこそ登場したアイテムともいえる。寒暖差のある砂漠に生息するフタコブラクダの毛は、長くてふんわり柔らか。吸湿、発散性と保温性が高いのが特徴で、軽量かつ柔らかいのに、へたりにくいという特性もある。ラグジュアリーにして機能的な素材は、『サファリ』読者にうってつけではないだろうか。
首元を温めてくれるスタンドカラー、2ウェイジップと比翼仕立てのフロント、スナップボタン付きのウエルトポケットなど、〈ヘルノ〉を象徴するデザインがちりばめられたダウンブルゾン。中綿はダウン90%、フェザー10%。独特の質感のキャメル素材は見た目にも新鮮。37万2900円(ヘルノ/ヘルノ・ジャパン) ※雑誌『Safari』12月号より