「降板はやり過ぎではない」「が、芸能人も人間、清廉潔白を求めすぎるのも問題だ」…。吉沢亮「泥酔侵入」で起きうる連鎖降板への懸念
企業はAIキャラクターを採用するほうがいい。そのほうが、ギャラは低く抑えられるし、スキャンダルは起こさないし、CM撮影中に苦情もいわないし、口うるさいマネージャーもいないし、CM撮影中に「こんなフレーズって俺っぽくないと思うんだよね」といわないし、メイクも衣装も必要ないし、権利関係で苦情もいわれない。完成したCMについても苦情をいってこない。 もちろん、SNSで暴言もいわないし、性加害もなく、さらに隣室を自室と間違えることはない。
たまに失敗するとは、人間的ということである。ニーチェ的にいえば「人間的な、あまりに人間的な」失敗を現代は認めない、ということでもある。 私一人の力で時代に抗うことはできない。ただ、少なくとも、芸能界でもスポーツ界でもなんでもいいのだが、それらの輝かしい世界に飛び込もうとする人たちはリスクをも考慮したほうがいいだろう。 アイドルは偶像、という意味もあるし、綴りによっては“ばか者”という意味もあるんだっけ。 そんなことを、本事案から感じたのであった。
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坂口 孝則 :未来調達研究所