電動キックスケーター、電動オートバイ…「自転車(二輪)戦国時代」に言及 栗村修「歩行者にとって危険の対象になってはいけない」
◆栗村修の学べる自転車ニュース「ツアー・オブ・ジャパン2023」
野島:では本題にいきたいと思います。年末に栗村さんをお迎えしたということは、恒例の企画に参りましょう! 『栗村修の学べる自転車ニュース 2023年振り返り編』。 毎度おなじみ“自転車業界の池上彰”を目指す栗村さんに2023年の自転車に関するニュース・トピックスのなかから、特に印象に残っている3つの出来事を1分間で解説いただきます。それでは早速参りましょう、『栗村修の学べる自転車ニュース 2023年振り返り編』、1つ目のテーマは? 栗村:『ツアー・オブ・ジャパン2023』でお願いします。 野島:では、解説をお願いします。 栗村:『ツアー・オブ・ジャパン2023』は、4年ぶりに待望の全8ステージが戻ってきました。(2020年は)コロナ禍で開催中止、その後(2021年は)3ステージの短縮開催、(2022年は)4ステージの短縮開催ときて今回フルスペック開催となりました。 国内の多くのレースが2019年以来の有観客、通常開催が始まっているんですけど、そんななかで今年は『マイナビ ツール・ド・九州2023』というビッグレースが文字通り九州で開催され、この主催者が九州経済連合会という今までとは毛色の違う方々が自転車業界に進出してくれたということで新時代を迎えました。 自転車業界はコロナで1回停滞しましたけど、また新しい盛り上がり、新しい風が吹き込んできた、そんな2023年になっております。 野島:見事1分ピッタリで収めた素晴らしい解説ですね! 栗村:パーフェクトです。 野島:すごいドヤ顔になっていますけど(笑)、やはりコロナを完全に超えての(『ツアー・オブ・ジャパン2023』)フルスペック開催というのは大きな出来事でしたね。 栗村:そうですね。『ツアー・オブ・ジャパン』だけでいうと、やはりまだまだコロナ禍前には戻れない、継続するためにはいろいろな逆風のなかもがいているんですけど、そんななかでも新しい息吹というか新しい芽が出てくることで、我々にとっても上昇志向に変わっていくんじゃないかと期待が持てた2023年でした。 野島:僕は九州に10年くらい住んでいたことがあり、趣味で九州横断とかをやっていたので『マイナビ ツール・ド・九州2023』はすごく注目しておりまして、2024年も期待していきたいですね!