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2024年6月2日、東京の国道246号線を走行するタクシーに約1キロにわたってしがみついた26歳男を、道路交通法違反などの疑いで10月31日に書類送検した。後続車から撮影された動画が拡散したことで、タクシー会社にクレーム電話が殺到。男は「友だちを驚かせたかった」と話し、容疑を認めている。 【CG画像で確認】タクシーの屋根に上った時の状況を取材を基に再現

現場は国道246号線…世田谷・池尻から渋谷方面に約1キロ

「やばい!やばい!乗っている!乗っている!」 「ガチでやばいじゃん」 前を走るタクシーの屋根の上で、両手を広げて、車のふちにつかまる男の姿が捉えられている。 また別の動画には、道路の案内標識が近づくと頭を下げ、着ている服が風ではためいているのが分かる。 2024年6月に捉えられた、まるでアクション映画のワンシーンのような動画だが、警視庁は、この動画に映っていた男を道路交通法違反の疑いで、10月31日に書類送検した。 警視庁によると、書類送検されたのは26歳の会社員の男で、東京・世田谷区池尻から目黒区青葉台を走る国道246号線を約1キロ、4分間にわたって、タクシーの屋根にしがみついていた。 また、動画がSNSに拡散されたことで、タクシー会社にクレームの電話が殺到し、その対応を負わせたことで、威力業務妨害の疑いでも書類送検された。 動画には、投稿者と同乗者のこんなやりとりが、録音されていた。 「タクシーの運転手は何か言わないの?」 「気づいていない」 「気づいてないことないでしょ」 「通報したいよな…」

書類送検の男「友だちを驚かせたかった」

走行中のタクシーの屋根に男が乗ることができた詳細はこうだ。 男は、一緒に酒を飲んでいた友人4人と、タクシーに乗車。 その際、運転手に気づかれないように、タクシーの後ろから屋根に、よじ登ったため、運転手は、男が屋根にしがみついていたことを、降車後まで、全く気が付かなかったという。 警視庁の任意の調べに、男は「友だちを驚かせたかった」と話し、容疑を認めている。 （「イット!」 10月31日放送より）