振り込み指示した電話の男「これは詐欺ですよ、警察に行って」…50歳代女性が250万円被害
高知県警は6日、高知県宿毛市の実家に帰省していた大阪府の50歳代女性が250万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
県警によると、女性は4日、パソコンでインターネットを利用していると、警告音とともに「トロイの木馬に感染しました」と表示が出た。「マイクロソフトの問い合わせ先」と示された電話番号にかけ、男の指示通りにパソコンを操作すると警告音は消えたが、電話口に出た別の男から「ネットバンキングの情報が流出している可能性がある」などと言われ、指示に従い、外国人名義の個人口座に250万円を振り込んだ。
振り込み後、電話先の男から「これは詐欺ですよ、警察に行ってください」などと言われ、警察に相談したという。
県警組織犯罪対策課によると、県内の特殊詐欺被害は今年初めて。昨年は54件、約2億3065万円の被害があった。