【ハイライト動画あり】前半は堅守披露の立命館大学。後半圧巻6トライの天理大学。2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
試合序盤で大きな拍手を浴びたのは、立命館大学のディフェンスだった。 【ハイライト動画】天理大学 vs. 立命館大学
2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節。鶴見緑地(大阪)で10月13日(日)に激突した、2勝の天理大学(昨季2位)と、2敗の立命館大学(昨季5位)。
立ち上がり、立命大はSO山下真之介がロングキックで右奥に侵入するが、ラインアウトのミス&ペナルティで一気に自陣ゴール前まで後退する。
が、ここからの守備が圧巻だった。
まず天理大の強力モールを扇形の守備陣形で2度にわたり止めてみせる。さらに10フェーズ以上の突進をNO8島正輝らが的確なロータックル、チョークタックルで止める。
そして相手のオフロドーパスを読んでいたHO大本峻士がインターセプトし、ターンオーバー。SO山下がハーフ付近まで蹴り戻すと、快晴の空に拍手が響いた。
一方の天理大は、フルバックで先発した主将が魅せる。
開始10分が過ぎてスコアは0-0。ここで存在感を示したのがフルバックでの先発になった天理大・筒口允之主将。特大のスクリューキックで蹴り合いを制し、前半13分、チームを大きく前進させた。
ゲームは開始20分経過で0-0と白熱。
先取は立命大だった。
ワイド展開でWTB岸澤康成が抜け出すもターンオーバーとなったが、NO8島正輝が敵陣中央でジャッカル成功。ここでPGを選び、3点を奪った。
天理大の反撃は、武器であるスクラムからだ。
ここまで無得点の天理大は前半25分頃、敵陣スクラムでこの日初のスクラム・ペナルティ。注目の8対8勝負で成果を挙げた。ラインアウトモールは立命館大の好守備に止められたものの、さらにFWがゴール前で連続ピック。
最後は19歳のLOアリスター・サウララが手薄のラック脇へ飛び込み、逆転のトライ。キック成功で4点リード(7-3)を奪った。
ここからモメンタムは、天理大に傾いた。
立命大はNO8島の2度目ジャッカルで前進するが、前節に続いて敵陣アタックでハンドリングエラーが続いてしまう。ここで天理大は10番起用の上ノ坊駿介がキック「50:22」。