【阪神】藤川球児監督が日刊スポーツ来社「MLBの組織に近いことできている」戦力充実度手応え
阪神藤川球児監督(44)が7日、新年のあいさつで大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れた。橘尚雄社長らと懇談する中で、リーグ王座奪還を目指す戦力への手応えをにじませた。「戦力を見いださなきゃいけなかったら正直大変です。本当にタイミングよく、打線にちゃんと核がいる状態。うちは時間をかけてやってきて、岡田(前)監督もメンバー固定してやっていたので、そのおかげです」。成熟しつつある選手たちをしっかり引き継ぎ、さらに力を引き出す。 大谷やベッツ、フリーマンと大型補強で戦力をそろえ、昨年ワールドシリーズを制覇したドジャースを例えに出しながら、チームの充実度を口にした。「アメリカだったら選手を引き抜いてきて、スタメンは確定していて、打順をどうするかというのが(監督の)仕事。そういう意味では、MLBの組織に近いことを、今うちができている」。同席した粟井球団社長も「これだけ戦力がそろっている、今みたいないい時間はなかなかない。これを続けていかないといけない」と力を込めた。球団創設90周年という節目の年。新指揮官は強力ナインと2年ぶりの頂点を狙う。【磯綾乃】