「こつこつ働けば」「バカだった」闇バイトに応じた被告が語った後悔
「闇バイト」に応じて栃木県益子町の民家に侵入しようとした罪に問われた、実行役の森健太郎被告(25)と佐々木花梨(かりん)被告(22)の公判が26日、宇都宮地裁真岡支部であった。佐々木被告は被告人質問で「普通に仕事してこつこつお金をためればよかった」と後悔の念を語った。 【写真】宇都宮地裁真岡支部=栃木県真岡市、高橋淳撮影 起訴状によると、両被告は9月11日午後4時、金品を盗む目的で益子町の民家の窓の施錠を外そうとしたとされる。隣人が110番通報し、警察官に確保された。 佐々木被告は、SNSで「高額求人」の投稿を見つけ、闇バイトに応募した動機を弁護人に尋ねられると、「(同居中の)彼に養ってもらっているので感謝の気持ちを伝えたかった」と説明した。報酬でそろいのネックレスを買ったり旅行にいったりしようと考えていたとして、「バカだったと思う」と振り返った。
朝日新聞社