31歳山縣亮太「実力を9秒8のレベルに上げないと」オリンピックイヤーに力強い宣言
陸上・男子100メートル山縣亮太選手は、シーズンインに向けたオンライン会見を行い、自身の持つ9秒95の日本記録更新に自信を口にしました。 【画像】約1年7か月ぶりの復帰戦に挑む山縣亮太選手 16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレーでは、第一走者として銀メダル獲得に貢献。21年の東京五輪後は、ケガで長期離脱し、去年4月に1年7か月ぶりの復帰レースとなりました。 オリンピックイヤーを迎え、「21年の東京五輪が終わってから22、23年と思うように走れなかった」とこの2年を悔しさを交えて振り返りましたが、去年10月の国体では10秒12のシーズンベストをマーク。復活を印象づけました。 目指すは4大会連続となるオリンピックの舞台。前回の東京大会は直前に9秒95の日本記録を打ち立てましたが、「実力を9秒8のレベルに上げないと、と思ってます」と高い目標を口にします。続けて「オリンピックで100パーセントの力は簡単に出せないので実際は95~90パーセントくらいで勝ち上がっていく。そこの目標設定はぶらさずいきたい」と話しました。 また、パリの切符をつかむための参加標準記録は、前回から0.05秒上がり、10秒00と発表されています。これには「世界と戦うというところを考えたら9秒台がスタートラインになってくると思いますし、僕自身この冬はそこを意識して、練習とかも設定タイムを設けてやってきたところではある。そこに対する自信もいつもよりあります」と話し、「僕はいけると思っています。日本記録」と21年に打ち立てた自らの記録超えに自信をのぞかせました。