米議会はトランプ次期政権下で仮想通貨法案可決=元SECトップ
Douglas Gillison Chris Prentice [13日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)委員長を務めたジェイ・クレイトン氏は13日、米議会はトランプ次期大統領の政権下で暗号通貨(仮想通貨)に関する法案を採択する可能性が高いとの認識を示した。規制を緩和し、企業に上場を促す政策に支持も表明した。ニューヨークで開かれた証券法関係者のイベントでの発言。 クレイトン氏は「仮想通貨に関する法律が成立すると思う。政府や行政レベルで解決できる問題に取り組むことで、仮想通貨関連法の導入はずっと容易になる」と述べた。 バイデン現政権下で規制当局は仮想通貨企業に対して積極的に法執行に動く一方、業界が求める規則の採択を見送ってきた。 クレイトン氏は、SECが先に採択した企業に気候移行コストの開示を義務付ける規制について、企業が株式公開を敬遠する要因になる「ひどい」ものだったと批判。トランプ次期政権の市場規則や法執行に関するアプローチはバイデン政権とは大きく異なると予想した。 クレイトン氏はトランプ政権入りの可能性が取り沙汰されている。